2013年05月18日

透明感のある白

「透明感のある白」
ちょっと矛盾していると、感じる言葉ですね

「透明感のある肌」となると、どうでしょう
化粧品ではおなじみの、この言葉ならイメージがわきませんか?


反対の言葉から、探ってみると
「くすんだ肌」、「くすんだ白」・・・誰です、ムッとした方は(笑)




一昔前は、車の8割近くが白でした
塗装が白い車、まず新車のコンディションを
維持していらっしゃる車は、ほとんどありません


「くすみ」どころか、汚れっぱなしの車がほとんどです
修理する時には、本来の車の色を再現するよう
隣接するパネルを、コンパウンドで磨いて 色を合わせます


するとどうなるか・・・ピカピカのパネルと、汚れてくすんだ
パネルの差が、悲しいくらいに出て来ます


このまま納車される工場さんも、あるかもしれませんが
それでは車がかわいそうです

かくして、サービスでの車磨きが始まるのです(笑)




手入れをされてない車は、まだましです
厄介なのは、汚れを完全に落とさずに
くすんでいる塗膜のうえに、ワックスをかけている車です

洗車ワックスしか、かけてない車などは
汚れ→ワックス→汚れ→ワックスが何層にも
重なっているので、透明感のある白になるまで
相当な時間と労力がかかります


過ぎ行く時間、狂いまくる段取り・・・
(ああ・・・何でこんなことしてるんだろう・・・)
そう思いながらも、真っ白に輝く車と
お客さんの笑顔で、仕事の充実感は
ものすごくある、仕事なんですけどね


売上金の一部がなくなって、MONさんに
追及される原鈑の答弁は、ぜんぜん不透明なんですけどね・・・
  


Posted by 原田鈑金塗装  at 15:44Comments(6)修理