毎日雨ばかりですね





つい何日か前、分厚い雨雲が消え
夏の陽ざしが降り注いだ日に、一年ぶりで届いた
クマゼミの鳴き声




そしてまた雨が続き、梅雨の合間の
つかの間の青空に、あのセミの声は響かなかった・・・




真っ暗な土の中で、幼虫として数年を過ごし
成虫となり、陽を浴びて命を謳歌できるのは
わずかに一週間






少しばかり、先に出てきてしまったクマゼミは
その限られた7日間で、天から与えられた晴れ間は
ただの一日だけだったんだなあ




あまりに早出のクマゼミは、出逢う相手もないまま
その身を失意のうちに、地に戻ったのだろうか

それとも、争う相手もないまま
奇跡のタイミングで、伴侶を見つけたのだろうか

鳴かないという事は、本懐を遂げたからに違いない
そう思いたいな~




梅雨空からのぞいた、お日様を仰いで
そんな思いにふけっていると、原鈑の携帯の着信音が

クマゼミのように鳴り響く
「うちの車まだ出来んと?」

どうやら僕にも、時間はあまりないようだ・・・





  


Posted by 原田鈑金塗装  at 23:02Comments(2)日々の出来事自然昆虫