2013年03月21日

ムササビ乗船のススメ

3月3日、天草フリーマーケットのあった日の事です
出水中央高校の看護科に、海外留学させてる末娘を
牛深港の、国道フェリーまで送らなければいけない時間を
すっかり忘れていましたface08

「大丈夫!まだ間に合う!!」
しかし、急いでいる時ほど
前をのんびり走る車が、立ちふさがるものです・・・

(エネルギー充填120%、耐閃光、耐衝撃防御・・・・)
私は何度、宇宙戦艦ヤマトの古代進になって
前をトロトロ走る車に、波動砲を発射したことであろう

しかし、ここで取り乱してはいけません
同乗している娘の前では、品行方正な父親を
演じ続けなければいけないのです!

「だ、大丈夫だ!まだ間に合う・・・」
切符は事前に購入済みなのだ、港に着くと
船が見えました!

「見ろ!父の計算通りだ!」

「え!?・・・・・・・・!!」
気のせいか、岸壁から離れているような・・・



「あ!?あれれ?」


「えっウソでしょ!?」


「シェ~~ン!カムバ~~ック!!」
フェリーの乗務員のお兄さんが、若すぎて通じませんface10


この距離では、ジャイアントスイング乗船
届きません


万事休す・・・・私たち親子の想いは
この牛深の碧い海に、フェリーの軌跡のように
泡となって消えてしまったのだ・・・hime19

全てをあきらめかけたその時
「マイタウン うしぶか」ふるさとさんの
この記事が、閃光のごとく頭の中にひらめいたのです!

これだ!!
「娘よ!これは神がわれら親子に与え給えた試練じゃ!!急ぎ、ついて参れ!!」

海彩館から、ハイヤ大橋につながる階段を
脱兎のごとく駆け上がる親子!

ハイヤ大橋に登ると同時に、風向きを確かめます
「ありがたい、絶好の風が吹いているぞ!」

「さあ娘よ!栄光への船出をする、あのフェリーにここから
飛び乗るがよい!!」

こんなこともあろうかと、娘には滑空用の
ムササビスーツを、着せていたのです。

ちゅうちょする娘の背中を、わが子を突き落す獅子と化した
父が、牛深の紺碧の海に向かって空中へ押し出します!

落ちる!?海面に無残にも叩きつけられるかと
思った次の瞬間・・・

ムササビスーツの羽が、しっかりと空気をとらえ
重力に逆らい、海面ギリギリを滑るように
飛び始めたのです!

そのままフェリーまで滑空を続けると
無事、デッキに着地することが出来たのです!

娘が、無事降り立ったことを確認すると
そっとフェリーに背を向けて、牛深を後にする
原鈑であった・・・・。

ムササビ乗船のススメならぬ
ムササビ乗船のムスメでした・・・・。

良い子の皆さんは、決して真似しないで下さいね(笑)  


Posted by 原田鈑金塗装  at 12:17Comments(8)家族