2016年12月26日

ボタンロス

今や、自分の足ともいえる車
愛車の修理中も、足がないと困りますよね

そこで、代わりに乗って頂く車
いわゆる「代車」をお貸しするわけです

わが社には、10台の代車があります
その中の一台が、このSUZUKIのワゴンR(MH21S)




もとは前がつぶれて、エアバッグが開いて
廃車となった車を、貰い受け
修理して、見事に復活させました~!
まあ仕事だから、当たり前ですね

この車のキーレスの、リモコンボタン
見事になくなっています
ボタンダウンならぬ、ボタンロスト状態




中のスイッチが丸見えで、これじゃあスイッチは押せません
とれそうな状態の時に、お客様がセロテープで
巻いてくれた名残が・・・

こうなると、カギを丸ごと取り替え
費用にして一万円以上かかります

そんなにかかるなら、我慢するよ!
自分の車ならそうしますが、そこは代車

お客様に不自由を感じさせるのは
妻にもお客様にも、服従する原鈑としては
ボタンを掛け違えたようで、気分がよくありません

ネットで調べてみると、そこだけの部品が
存在しておりました!なんと490円!!




いつも頼んでいる、地元の自動車部品屋さんから
部品を取り寄せて、さっそく交換作業に入ります
用意するものは、精密ドライバー一本だけ

外すのも、ネジ一本だけです
外したネジを、くれぐれも無くさないように注意しましょう




ふたを外すと、こんな状態です
中には、操作する人の念を増殖する
念力増幅装置が入ってます・・・

いえ、トランスミッターですね
中にボタン電池が見えます、電池切れの時は
これを交換するだけですね




固定はされてませんので、ちょいとつまんで
ひっくり返します




ゴムのカバーの、ボタン部分だけ
見事に取れています

取り寄せていた新品
部品屋さんも知らなかったくらいですから
絶対ありますからと、お尋ね下さいね





並べてみると、その違いは一目瞭然
ペロンっとはいで、新品と付け替えるだけ
あとはネジを締めておしまいです




セロハンテープの糊を、きれいに
アルコールでふき取って、動作確認
作業時間は、1分くらいです




最近の夕景、バリエーション豊かで
きれいですよね~

あまりの美しさに、妻を呼んで言いました
「ほら見てごらん、空のキャンバスに
雲と光のアーティストたちが、素敵な絵を
描いているよ」

この映像で思わず口ずさむ歌
「ミルク色の夜明け~ぇ♪
見えてくるまっすぐな~道♫」

MONさん、すかさず
「これ夕陽やし、仕事終わったんなら
もう黙ってネロ!こっちは忙しいんじゃ~!!」

ボクたちの気持ちは、誰もわかってくれないんだ
もう疲れたよ、パトラッシュ・・・

ネロ少年と同化した、原鈑の恋心は
鮮やかな光の中を
パトラッシュと共に、昇天するのであった

ああ新婚当初は、いたるところにあったはずの
スイッチ、今は何処へ・・・
「愛のボタン」ロス・・・・・・






  


Posted by 原田鈑金塗装  at 12:10Comments(2)修理

2016年12月24日

まだだらけ

年賀状・・・・・・まだ
大掃除・・・・・・・・・・・まだまだ
今年中の仕事・・・・・・・・・まだまだまだの


まだだらけ!!



まあジタバタしても、しなくても
お正月とクリスマスは、やって来るんですよ
合言葉は、「出来たしこ!!」
今年中で請けた仕事は、こなさないといけませんが・・・

イルカマリンワールドの、ファンタジェスタの皆様
みんなが、ファインダーに収まっているこの画像
たまたま居合わせてた、お客様に撮って
いただきました(^_^;)
恐縮です!震災の影響で今年は大変だったでしょうに
いつもいつも、夢をありがとうございます!






時という葉が、どんどん落ちていく中
時間に追われる原鈑のために
妻が、維新之蔵さんの「プレミアムチーズケーキ」
ニューヨークチーズ風に、ステック状に
カットしてきてくれました!

ホールのケーキを、棒状に切る発想
頭の固い、原鈑には思いもつきません

これなら、ブログを書きながら・・・もとい
パソコン仕事をしながら、ケーキも楽しめますね!







パスタTENさん、クリスマス期間限定
タラコとえびのパスタセット







「トッピングは、青じそとねぎとお選びできますよ」
ママさんの優しい問いかけに、ねぎを選択いたしました




ねぎの風味と、しそにはないシャキシャキが
食感にプラスされて、タラコとパスタとエビの
まさに「うまさのトルネードやぁ~!!」




身近に、風邪ひきさんも増えてきました
健康には、くれぐれも気を付けて

せわしい年末を乗り切って、来年も「いいね!」
しましょうね!!




1月20日 かたらんな オフ会 ありますよ~
くわしくは ↑ クリック
  


2016年12月11日

深まった秋の行方



冴え渡る青空
サンデーモーニングの、スポーツコーナーの
アッパレとカツを見てから、休日のゆったりとした
時の流れのまま、ゆるゆると仕事にむかう




工場のシャッターを開けると
大好きな、日曜日の仕事の始まりだ

電話も鳴らず、来客もない
仕事をせき立てる、従業員さんの目もない
完全に自分のペースで、作業ができるのだ




カサッ!、踏み出した足の下で
何かが粉砕した

木枯らしが届けてくれた、冬の便り
誰かさんが見つけた、小さい秋は
深まったあと、誰にも見つからないまま
冬に様変わりする





小さい春の日和が、映し出す
穏やかな冬の、ささやかな幸福




今日の作業が、明日のせわしない日常を
和らげてくれるのだ




さあ、今年も残すところあと3週間
今年中の納車と、消防団の年末夜警
しわす れた事、ありませんか?


  


Posted by 原田鈑金塗装  at 20:00Comments(4)日々の出来事
母と愛海

この二人は、奇しくも同じ誕生日だ
12月の2日

皆さんは、人生で一番感動したことは?と聞かれたら
なんと答えるだろうか

原鈑は、間違いなく「わが子が誕生した瞬間」と答えます
上の二人と違って、3人目の子「あみ」は
恐ろしく、せっかちに生まれてきた

2回目の、大きな陣痛が来たと思ったら
「もう生まれそう」と言う妻
病室から、分娩台に上がったと同時に
お腹から、世に出て来ようとするもんだから
先生が、出産に間に合わないので
あわてて看護士さんが、出て来ないよう
手で、ふたをする始末

お腹の中での元気さから、男の子かと思ったら
産まれてみれば、ジャスト3Kgの女の子
3人目の子供も、妻より先に胸に抱き
新しい命の誕生に、涙した

安堵と感動に心満たされ、新潟の実家に
電話をする

「生まれたよ、女の子だった」
母「ほ~、今日はオレの誕生日らよ」

すっかり忘れていた、12月2日
母の61回目の、誕生日であった
あらためて、二人の母の偉大さに
感謝した日であった



父の三回忌に、帰郷した際の写真

指先が器用で、人を笑わせるのが
好きな母だった

家では、ほとんどしゃべらない無口な父を
よく口がんでいて、好きなどとは
真逆のことばかり言っていた

父の葬儀の時、お骨を箸渡しする時に
「骨まで愛して」と「愛しちゃったのよ」という
昭和のヒット歌謡曲にかけあわせて

母が「骨になってから、愛しちゃったのよ」と
口ずさみながら、父のお骨を渡すものだから

笑いと一緒に、こらえていた涙が
ポロポロとこぼれた事が、今は懐かしい


ハウステンボス母と子供たち

晩年は、骨粗しょう症に苦しんだ母
しかし、気丈な母は「痛い」とか、「苦しい」とか
弱音は、決して吐かない人だった
すべては自分の運命として、受け入れていた

兄からの電話で、母がかなり悪いと聞いて
駆け付けた時、病院のベットに苦しそうに横たわる母
自分が来たことを知ると、目にはうっすらと涙が

「5月の連休には、みんなで来るから頑張れ!」
しかし、かえってきた言葉は
「もう、しんどい・・・父ちゃんのところへ行く・・・」だった

「わかった・・・もうがんばれとは言わね
母ちゃん、オレを生んでくれてありがとう
おかげで今、すごい幸せだ」

「おまえが幸せなら、オレも幸せ・・・」
母の最期の言葉だった・・・

世の男は、大なり小なり
みんなマザコンだ、その喪失感は計り知れない
湧き上がる悲しみは、平常心をたちどころに
突き破ってしまいそうになる

だけど、その感情を押さえ込むものがある
命を与えられ、その愛で育まれて
自分が存在するという現実

見返りは求めない、無償の愛
その命と愛を、次の世代につなぐ使命

いや、命でなくてもいい
わが子でなくてもいい
他の誰かに、その愛を渡せばいい

何らかの形で、また会えるという予感
そういったものが、とめどなく湧き上がろうとする
悲しみに、ふたをするのだ

自分が、幸福に生き抜くことが
親の一番の望みなのだから

12月2日、この日の悲しみを薄めようと
3番目の娘は、この日を選んで生まれてきたのかな

ありがとう















  


Posted by 原田鈑金塗装  at 01:32Comments(7)家族