2020年03月27日

御所浦放浪記

昨年末、ご縁あって御所浦の車の修理を承り
御所浦からフェリーに車を乗せ、対岸の棚底港へ

「棚底で車を下すことを、フェリー関係の人は
たな卸しって言うんですか?」切符売り場のお兄さんに
あいさつ代わりに言ったつもりが

「言いません!」冷たく即答され
原鈑は棚底につく前に、どん底へ沈みました・・・。




納車のため、新年早々に御所浦に上陸
修理を仕上げた車は、全体をピカピカに磨き上げてます。





その昔、ヤマトタケルノミコトの父である
景行天皇が、九州に来られた時に
一時的な住まいがあったとされる伝説から

御所(天皇のお住まい)浦(みなと)と
名付けられたそうです

そんな古墳時代の伝承より
遥か太古の住人、ティラノサウルス君がお出迎えです





ちょっと言い過ぎかもしれませんが
まさにここは、リアルジュラッシックパーク!!


無事納車を済ませ、迎えに来る妻の負担を減らすため
帰りは本渡港へ向かう船に乗ることにしましたが
出航まで2時間も、待たなくてはいけません





せっかくだから、妻のちっちゃいブラという
意味とは違う、ちょっとぶらぶら「プチブラ」してみよう!

まずは原鈑が所属するミニバレーのチーム
「方原」と10年以上、戦い続けているライバルチーム
御所浦の「マリーンズB」の一味が、郵便局に
潜んでいるという情報は、前からつかんでいたので
不意を突いて、アタックしてやりました

「おら局長!積年の恨みを晴らしに来たぞ~!」

あんまり調子コクと、防犯ベル鳴らされたうえに
カラーボールを、投げつけられそうなので
仕事で来た事を種明かし





おそらく日本でここだけ、郵便ポスト付きの恐竜!!
えっ!?逆?恐竜付きのポスト!
このポストに手紙を入れると
上に乗っかってる恐竜が、甘嚙みしてきます(嘘)






島の名所で、からす峠は走らないと2時間じゃ
帰ってこれないし
アンモナイト館ってあるけど、ここから近いんですか?

「いやぁ~すぐですよ!すぐ!」
女子職員の方が、即答してくれました。

自分の車のカギを渡そうとしてくれる
優しい局長の申し出を断って
いざ!すぐそこのアンモナイト館へ!





でも、地図で見ると橋を渡って
結構先にあるみたいなんだけどなあ

てくてく歩いていると、「お~~い大将!
なんしょっとなぁ~」背後からの声に振り向くと
マリーンズBのおじさんが声をかけてきました。

「車修理して納めてきたんですけど
帰りの船まで時間があるので、ぶらぶらしてます。」

お互い長い付き合いで、顔は知ってるんですが
名前は知りません。

なので「方原さん」と「マリーンズさん」と呼び合います(笑)





そしてまた、しばらく歩くとしゃれた図書館が
ありました。

ここに寄って、読み聞かせ用の絵本を
探しながら、船の時間まで過ごすのもありだなと
考えましたが、アンモナイト館という
この御所浦にしかないであろう
ネームに強く引き寄せられ、歩を進めます。

しかし、行けども行けども
海しか見えません。

向こうから歩いてきた、女子中学生に
「アンモナイト館まで、何分ぐらい?」と
尋ねてみると、首をひねって「さあ~?」という返事

なんじゃ?御所浦の中学生は
何分かかるかも答えきらんのか?

釈然とせぬまま、歩いて行けば行くほど
不安はどんどん膨らんできます。





「いったい、アンモナイト館まで
なアンキロサウルス!!」



すぐそこ?おのれあの女性職員
局長がいつも、バレーでやられているからと
オリをたばかりおったな!
御所浦のイノシシ同様、まんまと泳がされたわ!!」

気が付けば、かなりの距離を港から歩いてきました。
島の中で、島流しにされたような絶望感に陥った時

一台の車が、横をすう~っと通り過ぎたかと思ったら
ピタッと止まりました





「原鈑さ~ん、なにやってるんですか?」
車の中から声をかける女性
なんと今年の1月に、益城のクレアでばったり会い
もっとブログ書きなさいと、叱咤激励されたK島さんでした。

なんでわかったんですか?と聞く原鈑に
「島の人間は、島外の人間を一発で見分けられるんです」
そう言うと、意味ありげに含み笑いを浮かべます。

「アンモナイト館?歩きは無謀ですよ!」
車で案内していただきました。

車で走っても、結構な距離がありました・・・
(この距離じゃあ、中学生が答えられない訳だ)






ここです!車を停めたところには
館(やかた)と呼ぶより、箱(ボックス)と
言いたくなるアンモナイト館がありました。

下手なことを言うと、K島さんからここで
おいて行かれ、離島で島流しという
恐ろしい刑罰にされそうなので
決して口に出しては言えません





中に入ると、さらに道中膨らませた
アンモナイト館の妄想を突き破る現実が!





のぞき窓のガラスが、立ち上る湿気で
結露しているので、手前のスポンジブラシの柄を
持って、ゴシゴシ拭いてからのぞくという
アクティビティなシステム

結構苦労してふき取ってから
のぞいたアンモナイトは、予想以上に下のほうで
照明もたまたま切れていて、よく見えない!!





何とも言えない、そう、まるで「火垂るの墓」を
観終えた後の様な、寂しい気持ちを
気取られないよう、K島さんに背を向けて
説明看板を読む、原鈑であった・・・





「アンモナイトにも何種類かあって
これはユーパキディスカスです。」

原鈑なら、舌を噛みちぎりそうな名前を
さらりと説明する、K島さん恐るべし!

島の地理もよくわからず
さまよっていた原鈑を、よくぞ救って
下さいました!

見つけて頂けなければ
今頃オリは、御所浦で化石になっていました

K島さん、ありがとうございました!!





たまたま仕事で訪れたのに、何人もの方に
お声をかけていただき、故郷に帰ってきたような
そんな気持ちにさせて頂きました。

上陸したときから感じる、穏やかな時の流れ
そここに、ちりばめられたモニュメント

今回のプチブラで、御所浦が
すごく好きになりました!

今度は、休日にマウンテンバイクを持って
遊びに来ますね!






そう決心した、帰りの船の窓ガラスに
降り出した雨の水滴がへばりつくのでした

そう、あのユーパキディスカスの
のぞき窓のように・・・



※お断り※
この内容は、けっしてアンモナイト館をディスるものではありません








  


Posted by 原田鈑金塗装  at 00:18Comments(2)天草観光