原鈑、今リアルに塗装中です
ブログ書いてる場合か!って怒らないで下さい

画像の白い部分が、ダメージを修復し
下塗り後、サンディングした状態です




本塗りの色は、青のパール
一回塗ると、こんな感じに



塗っては乾かし、乾かしては塗って行きます
5~6回は塗ったでしょうか

下地が完全に見えなくなる事を
色がとまると言いますが

何回塗り重ねても、下地が透けて見える色を
とまりの悪い色と言います

赤や黄色も、何回塗っても
なかなかその色に染まりません

蛍光ペンのアンダーラインで、教科書の重要ポイントに
マーキングを何回しても、下の文字は読めるのと同じです

逆に白や黒が多い、隠ぺい力のある色は、2~3回塗ると
下地が隠れてしまいます




ライトをかざして、完全に下塗りが
隠れているか、注意深く目を皿のようにして
チェックします

誰ですか!カッパのお前は目がさらじゃなくて
頭が皿だろって、ツッコミ入れてるのは!




完全に消えたように見えた下地も
ライトを当てて確認すると、下地の際が
赤い点線の中に浮き上がって見えますね




色がとまったら、色見本と比べて
大きく違っていないか、確認して
最終コートで、クリヤーを塗ります






このきれいに見える青も、原色を5~6色
ブレンドして作られています

原色だけだと、確かに鮮やかで透明性が高い
澄んだ仕上がりになるのですが、隠ぺい力がないので
塗料を何回も塗らなければならず、工程的にも
コスト的にも、ロスが多すぎ、対候性も悪くなります
だからカーメーカーも、数種類の原色をあえて
混ぜてるんですね

つまり、純粋な心の持ち主の原鈑は
隠し事が出来ず、透明性が高いので
本心が透けて見えてしまう

対して、妻のMONさんは
書道家だけに、真っ黒い墨で
心根に思っていることを、塗りつぶしてしまうのです

ニヤニヤしながら、このブログを書いていると
背後に妻の姿が・・・
いや!これはその・・・言い訳をする原鈑の顔色は
すぐに青く染まるのでした・・・

  


Posted by 原田鈑金塗装  at 10:27Comments(2)塗装

2016年06月11日

笹の葉サ~ラサラ

ゲンジホタルが、淡い光跡を残しながら乱舞し
夜枕に、ホトトギスの声が届く

梅木にヒラヒラと、ウメエダシャクの親が集い
しょうぶ祭りで、多様な品々を前に買い物を楽しむ
そんな季節になりましたね





こちらは妻が買ってきてくれた
植田食品さんの、ささだんご

もっちもちのもちが、もっちりとしたもち肌で
程よい甘さのあんを包んだ、その愛くるしいたたずまい

口元に運ぶと、爽やかな笹の葉の香りが
ぷーんと鼻腔をくすぐります




このきれいな笹の葉で、金婚を迎えた義父母→コチラ
また一戦はじめました

「今日は誕生日のお祝いに、焼き肉に連れてってやる!
たまにはイノシシ以外の肉を食わせてやるぞ!!」

イノシシが罠にかかるたびに、父に声がかかる原田家では
肉と言えば、イノシシ肉が食卓に上るのです

義父母のおごりで、はじめて焼肉なべしまさんへ
サラダバーも多種、新鮮!お肉もおいしかったのですが
お肉の器に、飾りつけで敷かれていたのが
このきれいな笹の葉

義父「この笹の葉、どもこもきれいかけん
(すごくきれいだから)プラスチックの
作り物ばいね」

たしかに、あまりにきれいすぎる
葉っぱに、そう思うのは不思議ではありません

義母「なんの、本物よ!匂いばかずんでん
(匂いを嗅いでご覧)笹の匂いのするけん」

義父の鼻先に持ってきて、匂いをかがせようとする義母
確かに笹の葉の香りがするのですが
匂いを嗅ごうともしない義父

義父「人工的に匂いはつけられっと!」
典型的な肥後もっこす、一度言ったら
引きません

すると義母、葉っぱをたてに引き裂いて見せ
「ほら!プラスチックがこがん裂けるか?」と言いながら
これでもかっとばかりに、どんどん裂いて見せます

義父「うんにゃ!タレの袋の切り口のごて
きれいに裂ける様にしてあっと!」
葉が裂けても、口が裂けても、うんとは言わない義父

言ってることはわかりますが
だいぶん苦しい言い訳になってきました

自分の主張を、認めない義父に
義母がとった次なる手は!?
なんと葉っぱを、網で焼き始めました!

その焦がれるさまは、まさに葉っぱ
義母の発想に、原鈑、脱帽です

義母「プラスチックなら、熱で縮むどが?ホレ!ホレ!!」
勝ち誇ったように、笹の葉を燃やし続ける義母

文字通り、火を見るより明らかに
義父の形勢は不利です

それでも人工物と言い張る義父に
ついに店員さんを呼んで聞く羽目に

「この笹の葉は、本物ね?」
中央の網で、笹の葉をあぶっている
不可思議な客の質問に、店員さんは
「はあ?」っとキョトン顔

そんなことぁ~接客マニュアルにねえよとも言えず
「聞いてまいります」とお店の厨房へ

神妙な面持ちで帰ってきた店員さんの口からは
「一枚一枚、真空パックされている本物でございます」と
予想通りの、回答がありました

笹の葉は、サラサラゆくよと
普通の夫婦は、サラッと流せることも
このお二人にかかると、ここまで一大イベントに
発展するから、楽しいです(笑)

現場から、原鈑が枝葉をつけずに
お送りしました~~









  


Posted by 原田鈑金塗装  at 10:16Comments(4)家族日々の出来事