先日、新年度になってから
初めての、オヤジの会による
絵本の読み聞かせに、稜南中学校へ




妻が図書館に、購入要望で取り寄せた
谷川俊太郎の絵本

「しんでくれた」と、「かないくん」
なんてシュールな選択でしょうか

「しんでくれた」は、うしやブタ、魚など
他の命を頂いて、人間は生きているのだから
自分もしっかり生きようというお話

「かないくん」は、ある日
クラスメートが突然他界してしまうという
死に関するお話

楽しくスタートを切りたい朝に
重~~い、死をテーマにチョイスする
その感性・・・素敵すぎです・・・






原鈑が、図書館から借りたのは2冊
怪談絵本という、コアなジャンル
「いるの いないの」

偶然にも、作家は谷川俊太郎の新作
「えじえじえじじえ」

教室に入り、ちょっとだけ
ヘンな動きで、教壇の前へ

あいさつを済ませると
「どの本が、いい?」と
4冊の絵本を取り出して、生徒さんたちに
選ばせます

自ら選択すると、グッと本に対する
喰いつきが違ってきます

やっぱり小中生は、こわい話が好きなんですね
「いるのいないの」に希望が集まります

「これ、このまえ3年生に読んだら
大絶叫してたけど、いい?」

「え~~~~~!」と女子生徒
「あっ3年生と言っても、小学生ね」

稲川潤二風に、声のトーンを落として
読み始めました

おばあちゃんの、古い家に行くと
天井に、知らない人の顔がある
というお話なんですが、ちょうど
クライマックスの、ところで・・・

教室の天井を、突然指さし
大声で「ほら!そこに!!!」


「ぎやーーーーーーーーーー!!」

教室に響き渡る、若き男女の悲鳴!
となりの教室は、いい迷惑ですね(笑)








時間が、まだあるようなので
「しんでくれた」も読み、まだ5分あったので

「えじえじえじじえ」も読みました






理屈で考えてはいけません
これは、感じる絵本なのです

「ぞぞぞざーん」

「とほほほ ぽか」





どうかすれば、おおすべりして
しまうかもしれない、内容の絵本でしたが

生徒さんたちの、素直な反応に
気持ちよく、楽しみながら
読ませて頂きました

学校に行って、毎回感じることは
元気をもらって、帰って来るんです










読み終えたオヤジたちが、やり終えた安堵と
達成感の、笑みを浮かべながら
次々と控室である
会議室に戻ってきます

軽く談笑を終えた後、一人のオヤジが
「じゃあこれ、返却よろしく!」と言って原鈑に
図書館の貸し出し袋を、渡してきました

「あっ!じゃあ~これも!」
「これも!!」

たちまちテーブルには、絵本の山が・・・




おいおい、人の親になったというのに
いくつになっても、やるこたあ子供だなあ!!

小学生の下校の時
友達のランドセルを、4つ5つ次の電信柱まで
かついで歩いた記憶が、よみがえる・・・




  


Posted by 原田鈑金塗装  at 00:50Comments(4)ボランティア