2018年08月30日

行き消沈、復路工事

このところ、連続して火災が発生してますね~
ヤバい!かんべんしてくれ~

そう思っていたところ・・・

案の定、上からお達しが来ました。
「三日間、注意喚起の広報活動をしてくれ」


小型ポンプ操法水出し

夜の七時過ぎから、ポンプ積載車を出して
町内を回ります。

車のハンドルを握るか、注意喚起の
マイクを握るか

無口でシャイな原鈑が、なぜかマイクを
持たされました・・・

「こちらは、地元を管轄する消防団です。
ただ今、火災が多発しております
火の取り扱いには、十分注意いたしましょう」

そう放送しながら、住宅街の角を曲がったところ
そこには、花火を楽しむ親子の姿が!!

子供たちの、夏休みの思い出づくりに
忙しいお父さんが、何とか時間を作り
花火で、幸せな家庭を
演出していたであろう、夜のひと時

「わあ~パパすごいや~」

「あははは!まだまだでっかいのを
打ち上げるぞ~!!」

そんな会話で盛り上がっていたに違いない

その現場に、消防団活動の名を借りた
テロ行為のような、大音量のマイク!!

原鈑と目がバッチリ合い、家族の時間を
満喫していた親子の動きが、瞬時に静止画に変わる・・・

すごすごと、花火を片付けだす親子の
さみしそうな姿に、原鈑の胸は張り裂けそうだ。

(違う!違うんだ!!けっしてそんなつもりじゃ
なかったんだよーーーーー!!)

ある家族の、幸せな時の盛り上がりを
一瞬で鎮火させた広報活動

その後の、マイクでの放送は
いつも重い原鈑の口が、いつも以上に
重くなったのは、言うまでもない・・・


親子だって、安全に配慮して
楽しんでいたに違いないし

我々だって、自分の時間を削って
周知して回っていたのだ。

帰宅後、悶々とした思いを
妻に語る、原鈑

「いったい誰が悪いんだよ~~!」

妻が、ニヤリとして一言

「そりゃ、間が悪いんだよ!」

あいかわらず、お上手です・・・









  


Posted by 原田鈑金塗装  at 10:21Comments(7)ボランティア