2014年02月06日
モダンの調べが響く まるきん製菓
先日のブログで、出題した
この器具、これは真上から見た画像
横から見ると、一目瞭然
そう、ソフトクリームのスタンドです
銀天街から、ちょっと一本裏に入った
角にある「電気まんじゅう」の看板でおなじみの
まるきん製菓さんです
開店当初から、活躍してきたであろう
鯛焼き器の、規則的でやわらかな金属音が
店内を良き昭和のまま、時計の秒針のように
時を刻み続けてきた
けっして座り心地が、いいとは言えない
レトロな木製の椅子に、身を沈め
せわしない平成から、切り離されたような
なつかしい空間にひたっていると
年頃の、娘さんを連れた母子が
隣のテーブルに座った
「ここ、お母さんが学生の時に
よく来たお店よ!、デートでも来たわね
お父さんとは、別の人と」
えっ!?という顔を、娘さんは一瞬だけすると
いたずらっぽく、母親がウィンクをして見せたのを合図に
2人の明るい笑顔が、店内に心地よく響いた
モダンという言葉は、最新のとか
新しいという意味であったが
その言葉が出来てから、時代の流れはどんどん加速し
むしろ「レトロ」なと、同義語に近いイメージがある
最新式を売り物に、昭和の王道を進んできたお店
まるきん製菓
それはまさに、モダンを今に伝える
世代を超えて、味わえるお店であり続ける
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