今、皆さんがされているご自分のお仕事で
実はこの仕事が一番イヤ!っていう仕事、誰でもありますよね

仕事が大好きな原鈑にも、あります
それは、新車のさび止め

舗装前のアスファルトのような、どろどろしたタール状の
塗料を、専用のガンで吹き付けると
ゴム状に固まり、飛び石に対しての耐チップ性の向上
さびやすい鋼板の継ぎ目を覆う、シール性の向上
防音、断熱効果などが、期待できます

ここ15年くらいの新車の鋼板には
亜鉛メッキされた、防錆鋼板が使用されていますので
通常の使用と、乗車年数では
私は、する必要はないと思います

しかし、海水混じりの水たまりを
常に走行するような環境の、お車の方
北国で、凍結防止剤がまかれた道を
常に走る車の方は、された方が良いでしょう

この仕事・・・特に真夏は、正直・・・したくありません!!
工場は汚れるし、体も汚れるし
なにより、汚れないように着込むので暑い!!

それに相手は、新車!!気を使います
実際に、塗料が飛んで磨いた後が
夜にライトを照らして、横からスカした時に見えた
それだけで、新車を買い取るハメになった事もありました


リフトで、車を頭より高く持ち上げて
作業開始、バンパーやライト、タイヤなどの部品を外し
車体底部以外を、塗料がかからないようにマスキング


日常生活では、見る事がない
車の「お腹」の部分です、紙がまかれた
黄色い部分は、エンジンの排気を出すマフラーですよ~


こういう鉄板の継ぎ目から、錆が発生しやすいんです


塗料や材料代だけで、1万円はかかりますね~


お医者さんの手術で、よく出てくる
使い捨てのゴム手袋と、さび止め用の靴に履きかえて・・・


攪拌機で、よ~~く混ぜてから


どりゃ~~っと車体に、吹き付けていきます


1時間半後、施行完了!!
先ほどはグレーだった車の底が、さび止めを塗布して
真っ黒に変わりました


近くで見ると、こんな感じです


今日はお手ても、そんなに汚れませんでした


真夏にかっぱがカッパ着て、汗だくです
だけど、ハートはいつまでも錆びつきませんよ(笑)  


Posted by 原田鈑金塗装  at 16:00Comments(16)塗装